ヒゲ脱毛に10万円、15万円と聞くと、「高いな」と感じる人は少なくありません。実際、私も最初はそうでした。顔のヒゲをなくすために十数万円。正直、ぜいたく品に近い出費だと思っていました。しかし今は考え方が変わっています。むしろヒゲ脱毛は、人生の中でも回収しやすい自己投資のひとつだったと感じています。
なぜなら計算してみると、ヒゲ脱毛は人生の中から約37日分の時間を取り戻す可能性があるからです。
この記事では、ヒゲ脱毛を美容ではなく「投資」という視点から考えてみます。私がヒゲ脱毛を終えた今、「高かった」と感じていない理由も含めてお伝えします。
毎朝5分でも30年で900時間になる
ヒゲ剃りにどのくらい時間を使っているかと聞かれても、正確に答えられる人は少ないと思います。
しかし毎朝5分だとしても、計算すると意外な数字になります。
5分 × 365日 = 年間1,825分。時間にすると約30時間です。さらに30年間続けると、約900時間。
日数に換算すると約37日になります。
つまり人生の中で、丸々1か月以上をヒゲ剃りだけに使う計算です。
もし突然、「あなたの人生は残り37日です」と言われたらどうでしょうか。
人生最後の37日を洗面台の前で過ごしたいとは思わないでしょう。
ヒゲ脱毛をすることで、自分の意思で自由に使える時間が37日分増える。
これはある意味で、人生を37日延長することに近いのではないでしょうか。
しかもこの「37日」という時間は、あくまでヒゲを剃っている時間だけです。
シェーバーの掃除や充電、替刃交換、肌荒れのケア、旅行や出張前の準備などは含まれていません。
シェーバー代も一生で考えると高くつく
ヒゲ脱毛の費用だけを見ると、10万円や15万円という金額を、多くの人は高いと感じます。
しかし不思議なことに、ヒゲを剃り続けるコストはあまり計算されません。
電気シェーバーは数年ごとに買い替え、替刃も定期的に交換します。
シェービング用品や保湿用品も購入します。
一回一回の支出は大きくありませんが、30年、40年という単位でこの出費が続くと考えると話は変わります。
仮にシェーバー本体を5年ごとに3万円で買い替えた場合、30年間で18万円。
替刃代を年間5,000円とすると30年間で15万円。合計すると33万円になります。
他にも、替刃やシェービング用品を買い続け、肌が荒れれば対応するためのスキンケア用品も別途購入する。
結果として、生涯コストは想像以上に膨らみます。
さらに厄介なのは、かかるコストはお金だけではないことです。
替刃を探す時間や買い替えを検討する時間、シェーバーを買い替える時に商品を比較検討する時間。
これらもすべてコストです。
ヒゲ脱毛の価値は、シェーバー代を節約することだけではありません。
シェーバーを維持するために使っていたお金、時間、注意力を人生から切り離せることにあります。
本当のコストは「判断コスト」にある
ヒゲ脱毛をしてみて意外だったのは、節約できたのが時間だけではなかったことです。
実際には、「判断する回数」が大きく減りました。
人は毎日、無数の判断をしています。
何を着るか、何を食べるか、どの順番で仕事を進めるか。こうした小さな判断の積み重ねによって、脳のエネルギーは少しずつ消費されていきます。
心理学や行動経済学の分野では、この状態を「意思決定疲れ(Decision Fatigue)」と呼びます。人間の集中力や判断力は無限ではなく、日々の小さな選択によって少しずつ削られていくことが知られています。
有名なのが、スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていた話です。
黒のタートルネックにジーンズというスタイルを貫いていた理由の一つは、「服選び」という小さな判断に脳のリソースを使わず、重要な経営判断や創造的な仕事に集中するためだったと言われています。
脳は、シェーバーの替刃はいつ交換するか、肌荒れにどう対応するかなどの小さな判断も「意思決定」として処理します。
一つひとつは数秒で終わるような判断ですが、それが毎日何十年も続きます。
ヒゲ脱毛をすると、これらの判断の多くが不要になり、その分の脳のリソースを節約できます。
ビジネスの場だけでなく、結婚や転職、資産形成など。
こうした重要な判断にエネルギーを残しておくためにも、日常の小さな判断は少ないほうがいい。
ヒゲ脱毛の価値は、単にヒゲ剃り時間を短縮することではありません。
毎日発生していた無数の小さな判断を人生から消してくれること。
これもまた、長い目で見ると大きなリターンの一つだと思っています。
ヒゲ脱毛が「複利」で効く理由
投資の世界で複利が強いと言われる理由は、お金がお金を生むからです。
最初は小さな利益でも、それを再投資することで利益がさらに利益を生み、時間とともに差が広がっていきます。
ヒゲ脱毛も少し似ています。
毎朝5分という数字は、それだけ見ると大したことはありません。しかし重要なのは、その5分を何に使えるようになるかです。
例えば、朝に少し余裕が生まれれば本を数ページ読めるかもしれません。
資格の勉強ができるかもしれません。
子どもと会話する時間が増えるかもしれません。
もちろん、すべての人が浮いた時間を自己投資に使うわけではありません。
ただ、その選択肢を持てること自体が価値です。
ヒゲ剃りに使っていた時間は、何も生み出しません。
しかし、その時間を学習や仕事、家族との時間に使えれば、将来的に大きなリターンにつながる可能性があります。
だから私は、ヒゲ脱毛はを高い出費ではなく複利型を生み出す自己投資だと思っています。
人生を変える自己投資というと、資格取得や英語学習を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし私にとってヒゲ脱毛は、それらより確実に人生を変えました。なぜなら学習は続かないことがありますが、ヒゲ脱毛の効果は毎朝自動的に発生する配当のようなものだからです。
今日も、明日も、来年も、その先も効果続き、生まれた時間やエネルギーが新たな価値を生み出す可能性がある。
それこそが、ヒゲ脱毛が複利で効くと言える理由です。
まとめ
ヒゲ脱毛を検討していた頃の私は、「ヒゲをなくすために15万円は高い」と思っていました。しかし実際に終えてみると、今はまったく違う見方をしています。ヒゲ脱毛は単にヒゲをなくす施術ではありません。将来発生し続ける時間コスト、金銭コスト、判断コストをまとめて先払いする行為です。
毎朝のヒゲ剃り、シェーバーの充電や買い替え、替刃の交換、旅行や出張の持ち物管理、肌荒れへの対応。こうした細かな負担は、一つひとつは小さくても何十年と積み重なります。ヒゲ脱毛は、それらを人生から取り除くための投資とも言えます。
しかも投資として考えた場合、リターンは時間だけではありません。毎日の面倒から解放されること、青ヒゲや剃り残しを気にしなくて済むこと、カミソリ負けによる肌トラブルが減ること、そして清潔感のある印象を得られること。これらのメリットは施術が終わった後も長く続いていきます。
ヒゲ脱毛はヒゲをなくす施術ですが、その本質は時間と判断力という限られた資源を取り戻すことにあります。
だから私は、ヒゲ脱毛は単なる節約ではなく複利型の自己投資だと思っています。
効果は1日だけではありません。今日も、明日も、来年も、その先も続いていく。しかも生まれた時間やエネルギーが新たな価値を生み出す可能性があります。
ヒゲ脱毛で増えるのは時間ではありません。人生で自由に使えるリソースそのものです。
もしヒゲ脱毛によって人生から37日分のヒゲ剃り時間を取り戻せるのだとしたら、それは単なる高い美容施術ではなく、自分の人生を買い戻すための投資なのかもしれません。
